ボーディングスクールや海外の大学に留学をしたいと思って、一度は考えるコンサルタントを頼むかどうかという問題。
まずは学校探しを始めたものも、たくさんありすぎて、いったいどこがよいのかさっぱりわからない
エッセイを書き始めたけれど、だれかに添削してもらいたい、英語の添削をしてほしい
面接の準備・練習をしたい
学校に提出するフォームの記入の仕方がわからない
こんな時が、特にコンサルタントに頼りたいと思う時です。受験準備は、本来は、早めにコンサルタントをつけて、2年~3年ほどかけて準備するのがベストです。
ですから、コンサルタントとは長い付きあいになりますし、合格までのパートナーであるので、ご自分が最も信頼できるコンサルタントを見つけるためには、数社の方と実際にお話しをすることは欠かせません。
しかし、会ったところで、だいたいのコンサルタントは、「何でもできます」といったことを言います。そして、どこのコンサルタントも料金体系、サービス体系は似ていて中身の実際のちがいまでは見えてこないものです。
そこで、こちらでは、トップ校レベルを狙うという前提での、最適なコンサルタントを見つける方法についてご紹介したいと思います。
どのようなスタイルの留学に強いのかを確認
留学といっても、ESLがある学校、インターナショナルスクール、現地のトップ校、など様々な選択肢があります。自分がどういうレベルの留学をしたいのか、ということはある程度明確にした上で、そのコンサルタントがどのようなレベルの学校に強いのかを確認しましょう。
ESLがある学校は、留学生受け入れに積極的であり、その分留学生は入りやすいといえます。一方現地のトップ校はもちろん現地の生徒でもたやすくは入ることはできません。もし、なるべくトップ校を狙いたい、という場合はコンサルタントに本当にその力量がありそうかを見定める必要があります。
戦略を具体的にたててくれるか
海外の学校の入試は、自分自身をいかに売り込むかにかかっています。自分のストーリーを最初に描き、それを補強し、より良いプロフィールを作ることが、特に競争の激しいトップレベルの学校の受験では必要となります。
ストーリー作りは、生徒様一人一人とじっくり向きあって、それぞれ考えなくてはなりませんが、そこまで踏み込むコンサルタントは少ないようです。こちらから相談にのれば、何等かは答えてくれるものの、積極的に指導してくれるわけではなく、結局はお好きにどうぞ、というスタンスが多いように思われます。そのような不満を持ってご相談にいらっしゃる生徒様が多くいらっしゃいます。
しかし、この部分の戦略だてが、合否を左右するといっても過言ではありません。
レジュメづくりのために、昨今は様々なプログラムも巷ではあり、そのようなプログラムの活用を含め、戦略的に計画すること大事ですが、限られた時間でどのプログラムが適切、効果的かをリサーチするのは限界があります。
このような受験がが初めての場合、何をどこまでやったらよいかもわからない場合が多いです。そういったサポートが必要と考える場合は、そのあたりも踏み込んで一緒に考えてくれるか、ということは確認すべきです。
知識・スキルを確認
せっかく時間を使ってコンサルタントと面談するわけですから、受験に関する疑問・悩みを数多く投げかけます。何となく、当たり障りのない一般的な回答しかしていないと感じた場合、そのコンサルタントの知識はさほど深くないかもしれません。
コンサルタントですから、出願の事務的な手続きはわかっていると思います。しかし、学校から選ばれるために、生徒様をどのようにアピールするか、というところを本当にわかっているか、がコンサルタントの力を左右するところだと思います。
それを確認する一つの方法は、コンサルタント自身が、このような受験の経験があるかを聞くことです。やはり自身で真剣に悩み経験していないと、他人にアドバイスできることではありません。
料金体系を細かく確認
どこのコンサルタントも似たような料金体系といえでも、それでも違いはあります。
受験校選定のためのミーティング、エッセイ指導、面接指導、など時間がかかるサービスにおいて、もし時間がかかった場合どうなるか、といったことをしっかり確認します。
また、基本パッケージが多く用意されていますが、それに何校の受験サポートまで含まれているのか、もし、それを越えて受験したい場合はどうなるのか、ということもあわせて確認します。
基本パッケージの金額がお安めでも、それに含まれる受験校の数が少ないと、結局追加料金がかかり、費用がかさむことがあります。
受験準備を始めた当初は、そんなに多くの学校を受験をしなくても、、と思うかもしれませんが、いざ出願の段階になってくると、ここまでやったのだから、チャレンジでトップ校を受けてみたい、または全落ちを避けたい、という心境になるかもしれません。やみくもに受験するのは現実的ではありませんが、それでも最後、生徒様に悔いが残らないように、自由が利く余地があるとよいと思います。
また、キャンセル規定ももちろん確認します。当初はもちろん、やる気満々で方針に変更が生じることは考えもしないかもしれません。しかし状況がどうかわりかはわかりません。何らかの事情で留学自体をやめることが起きるかもしれません。また、リサーチを進めるうえで、そのコンサルタントが得意としていない地域に留学したくなるかもしれません。そのような場合でもある程度融通が利きそうかは確認しておくべきです。そのあたりが融通が利くかといったところにも、そのコンサルタントが良心的かがあらわれていると思います。
エッセイ指導・面接指導
エッセイ・面接指導は、時間がかかるものです。もちろん生徒様の状況によりますが、あまり経験がない生徒様の場合は、納得いくまで仕上げるには、相当の時間がかかると考えておいた方がよいです。
コンサルタントによっては、指導は基本〇回まで、といった設定になっています。もちろん、コンサルタントも無限に時間を使えるわけではありませんから、ある程度のところでリミットはつけざるを得ないと思います。しかし、基本回数が終わったので、終わりにするかあとは追加料金で、とドライになってしまうと、おちおち安心してエッセイを準備することができませんし、納得いく準備ができるとは思えません。
ある程度納得いくまで指導してくれるのか、フレキシブルに対応してくれるか、良心的な雰囲気があるか、といったことを見定める必要があります。
1年以上前からコンサルティングをしてくれるか
最後は人
これは当たり前ですが、この人、信用できる、この人となら気持ちよく付き合っていけそう、という直感も大事です。
コンサルティングは、人によるサービスですから、完璧はあり得ません。煩雑な受験の過程では、様々なハプニングも生じますし、つらい時もあります。それでもこの人なら話しやすいし、信頼して楽しくやっていけそう、そんな直感を信じることも大切です。